ウエイトベストって本当に役に立つのかな??
重さも種類も色々あるし、買うとしたらどれを買えばよいのだろう??
こんなお悩みをお持ちの人はいませんか??
この記事では、ウエイトベストについて徹底的に検証し、ウエイトベストの効果や、ウエイトベストを使用すべきトレーニングを明確にしました。
検証を行ったトレーニングは「スクワット」「腕立て伏せ」「懸垂」「ランニング」「ウォーキング」の5種類です。
また、筋力トレーニングではありませんが、ウエイトベストを装着した状態で日常生活を送り、日常生活でのウエイトベストの効果についても検証しました。
記事を読んでいただければ、あなたに適したウエイトベストの種類や重さが明確になりますよ。
あわせて、選ぶときのポイントや注意点についても紹介していますので興味のある方はぜひ最後まで読んでみてください!
トレーニングの種類ごとに私がおすすめするウエイトベストも紹介しています。
ウエイトベストとは

まずはじめにウエイトベストとは何か?
ウエイトベストとは、上半身に着用する、重さのあるベストのことです。
「重量ベスト」や「ウエイトジャケット」「加重ベスト」「重りベスト」など様々な呼ばれ方をしますが、すべて同じものを指します。
懸垂やスクワットなどの自重トレーニングで着用することで、自分の体重以上に負荷をかけることができます。
また、ウォーキングなどでも着用することができるため、筋トレが苦手な方や有酸素運動での負荷を上げたい方にもおすすめのアイテムです。

ウエイトベストには、小さな重りが何個も入っており、出し入れが可能なため重さの調整ができます。
※重量の調整が出来ないタイプもあります。
さらに、装着したときにしっかりと身体に密着するようにサイズ調整ができるようになっています。
ウエイトベストのメリット

負荷を加えるアイテムは他にも多くありますが、ウエイトベストのメリットとは何でしょう?
私が考えるメリットはこちらです。
- 身体の動きを制限しない
- 重量調整が可能
- 広いスペースが必要ない
身体の動きを制限しない
身体の動きが制限されず、両手が両足がフリーの状態のまま体に負荷をプラスできます。
身体の動きが制限されないため、様々な種類のレーニングに負荷をプラスすることが可能です。
重量調整が可能
自分のレベルに合わせて、最適な負荷でトレーニングすることができます。
商品によって違いはありますが、数百グラム刻みで重量を調整することが可能であるものが多いです。
自分の成長に合わせて負荷を変えることができるのはメリットと言えるでしょう。
ダンベルのように、トレーニングの種目ごとに毎回重さを変えるというのは、手間と時間がかかります。
あくまで、自分の成長に合わせて重さが変更できる程度であると認識しておきましょう。
広いスペースが必要ない
筋トレアイテムはゴツゴツしており、スペースをとるものが多いですが、ウエイトベストは広いスペースが必要ありません。
さすがに、ハンガーかけて洋服と一緒に収納しておくのは、重量がありすぎて難しいですが、クローゼットなどがあれば簡単に収納が可能です。
使わないときは収納しておけるので、部屋の雰囲気を損ないませんし、使いたい時には簡単に取り出せますよ。
ウエイトベストのデメリット
メリットがあれば、デメリットもあるのは当然ですよね。
私が考えるウエイトベストのデメリットを紹介していきます。
- 負荷に上限がある
- 万能ではない
負荷に上限がある
負荷に上限があるので、本格的に取り組んだ場合、負荷が足りなくなってしまう場合があります。
ウエイトベストで販売されている重量は、各メーカー20㎏までがほとんどです。
そのため、それ以上になると負荷をプラスすることができなくなります。
ボディビルダーのような身体を指しているのであれば、お金はかかりますがジムに通うことをおすすめします。
ボディビルダーは無理ですが、一般的にカッコいいと思われる体にはウエイトベストを活用すればなれるので安心してくださいね。
ここだけの話、ボディビルダーのような体が好きな女性は少ないので、ほどほどがおすすめです。
万能ではない
ウエイトベストは様々なトレーニングにで使えると思われがちですが、実はそうでもありません。
それは、トレーニングには適した重さがあるからです。
スクワットするときに20㎏の負荷が加わっても、数回なら誰でもできると思います。
しかし、懸垂に20㎏の負荷が加わって、1回出来る人はほんの一握りです。
ですから、色んな種類のトレーニングに使える万能アイテムだと思っている人は注意が必要です。
基本的には、メインで使いたいトレーニングに適した重さを購入し、他のトレーニングではサブで使うのが良いですよ。
ウエイトベストの効果を徹底検証

お待たせしました。
ここからが検証についてです。
今回はトレーニングの王道であり、ウエイトベストと相性の良さそうな5種類のトレーニングについて検証を行いました。
ウエイトベストの効果を検証したトレーニングはこちらです。
- スクワット
- 腕立て伏せ
- チンニング(懸垂)
- ウォーキング
- ランニング
これから、検証方法と併せて一つずつ紹介していきます。
検証内容と検証方法
スクワット、腕立て伏せ、懸垂の3種目についての検証内容と検証方法です。
○検証する内容
負荷なし(自重のみ)と負荷あり(ウエイトベスト装着)の場合を比較してどのくらい回数の差が生まれるのか?
また、どのくらい時間短縮になるのか?
○検証方法
・負荷なしと負荷ありを実施
・1つの種目を3セット実施
・セット間の休憩は60秒
・各セット限界まで実施
※正しいフォームで行えなくなるまで
※同じ状態で検証をするためにトレーニングごとに48時間の間隔をとっています。
次に、ランニングとウォーキングの検証内容と検証方法です。
○検証する内容
負荷なし(自重のみ)と負荷あり(ウエイトベスト装着)の場合を比較してどのくらいの差を感じるか。
※こちらについては、回数などの明確な数字は算出できないため、個人的な感覚になってしまいます。
○検証方法
・負荷なしと負荷ありを実施
・各20分間実施
※同じ状態で検証をするためにトレーニングごとに48時間の間隔をとっています。
参考までに、
私自身について、年齢31歳、身長176㎝、体重69㎏、普段からそこそこ運動しています。
検証結果
スクワット

負荷なし | 15kg負荷 | 20kg負荷 | |
1セット | 110回 | 49回 | 55回 |
2セット | 49回 | 29回 | 22回 |
3セット | 40回 | 23回 | 19回 |
合計 | 199回 | 101回 | 96回 |
時間 | 11分 | 7分 | 7分 |
スクワットに効果はある?
スクワットにウエイトベストはとても有効
負荷がない時と比べて、トレーニング時間も短縮され、約半分の回数で筋肉を疲労困憊の状態(オールアウト)まで追い込むことが出来ました。
スクワットについては、負荷が15㎏と20㎏の2パターンの検証を行いましたが、今回の検証では大きな差はでませんでした。
20㎏の負荷でもしっかりと回数をこなせるため、購入する場合は、今後を見据えて重い方が良いと思います。
スクワットは慣れてくると、結構多くの回数ができるようになります。
100回以上できるようになると、始めるのが億劫になってくるはずです。少なくとも私はそうでした。
ウエイトベストで負荷を加えることで、これが解消されるのがとても大きいと個人的に思います。
・20㎏以上のものを選ぶ
理由:下半身の筋肉は大きく意外と回数ができるため。
他の種目に比べて重さにも慣れるのも早い。
・ベストの丈に注意が必要
スクワットを実施する際に、ベストと下部分が太ももにぶつかってしまうとやりにくくなるため、女性や小柄な方は特に注意が必要です。
腕立て伏せ

負荷なし | 15kg負荷 | |
第1セット | 42回 | 22回 |
第2セット | 17回 | 9回 |
第3セット | 11回 | 5回 |
合計 | 70回 | 36回 |
経過時間 | 6分 | 5分 |
腕立て伏せに効果はある?
腕立て伏せにウエイトベストは有効
スクワットほどではないが、負荷がない時と比べて、トレーニング時間及び回数を短縮することができた。
今回の腕立て伏せの検証では、プッシュアップバーを使用して行いました。
私自身、プッシュアップバーを使用しない腕立て伏せだと、1セット目に50回以上はできます。
50回くらいできる人にとって、ウエイトベストはかなり有効だと感じました。
反対に、まだそこまでの回数ができない方には15㎏の負荷はキツすぎますし、それ以下の負荷ですとあまり意味がないので、もう少し成長してから購入を考えると良いと思います。
・15㎏程度の負荷で十分
・プッシュアップバーから始める
腕立て伏せで少し負荷をプラスしたい場合は、手頃なプッシュアップバーの使用から始めるのがおすすめです。
チンニング(懸垂)

負荷なし | 15kg負荷 | |
第1セット | 23回 | 10回 |
第2セット | 9回 | 6回 |
第3セット | 5回 | 2回 |
合計 | 37回 | 18回 |
経過時間 | 5分 | 5分 |
懸垂に効果はある?
懸垂にウエイトベストは不要
負荷がない状態においても、それほど多くの回数が出来るわけでなく、時間もあまりかからない。
負荷をプラスすることで回数が減りすぎて、逆にモチベーションが低下する恐れがあると感じました。
懸垂においては、筋肉が大きくなり体重が重くなればその分がすべて負荷としてプラスされます。
これらを考慮して、相当な上級者でなければ懸垂にウエイトベストは不要であると考えます。
・かなりの上級者でなければ不要
ランニング
ランニングに効果はある?
ランニングにウエイトベストは不要
15㎏の負荷で実施したところ、走るときの上下運動でベストが上下し、腰に大きな負担がかかりました。
その後、身体にしっかり密着するようにウエイトベストを調整し、再検証しましたが、次は呼吸が抑制されて上手く走ることができませんでした。
10㎏で同じように実施したところ、腰への負担は軽減し20分程度なら走ることができました。
しかし、長く続ければ腰への負担は避けられないため、ランニングで使用するのは個人的にはあまりおすすめできません。
また、ウエイトベストが上下に揺れ、摩擦により痒くなることもあります。
血行が良くなると痒くなりやすい人は注意が必要です。
・購入するなら10㎏未満
ウォーキング
ウォーキングに効果はある?
ウォーキングにウエイトベストは有効
ランニングのように上下に激しい動きがない分、腰への負担は感じませんでした。
坂道や階段で使用すると、より効果を感じることができます。
健康目的やダイエット目的でウォーキングしている方は、同時に下半身も鍛えることができるようになるため、良いと思います。
・10㎏未満を選ぶ
腰への負担を考え、あまり重すぎないものを選ぶのがベスト
・スタイリッシュなものを選ぶ
上着を着ればウエイトベストを装着しているのがわからないくらいスタイリッシュなものもあります。
・鉄板ではなく砂を選ぶ
重りには鉄板か砂が使われますが、ウォーキングで使用するなら砂がおすすめです。
鉄板だと多少ゴツゴツします。
日常生活での効果を検証した結果
<ウエイトベストを装着した状態で日常生活を過ごしてみた結果>
日常生活で使うには工夫が必要。
「ウエイトベストを装着しまま日常生活を送るだけで簡単に筋肉がつくかも。」と思っていた方がいたら残念ですが、そう簡単ではありません。
正直、私は「日常生活で使えば一石二鳥じゃん」と思っていました。
しかし、いざ使ってみると微妙でした…。
私が日常生活でウエイトベストを使うには工夫が必要だと感じた理由はこんな感じです。
工夫がいると感じた理由
- 家では思いのほか動いていない
- 長時間つけていると暑い
- 装着した状態だとくつろげない
- 外出するには目立ちすぎる
- 長時間つけると腰が痛くなる
私が日常生活で実際に着けて生活してみて感じたものになります。
ウエイトベストを日常生活で使うなら、1日中装着するのではなく、日常生活の中で使うタイミングを決めるのが良いですよ。
例えば
- 犬を飼っている方なら、散歩と一緒に
- 家の掃除をするときに一緒に
- 家でフィットネスに取り組んでいる人なら、それと一緒に
日常生活の中で体を動かすタイミングは必ずあるはずです。
そのタイミングでウエイトベストを活用すると効率よく体を鍛えることが出来ます。
日常生活での使用だけで本格的に体を鍛え上げるのは難しいですが、運動不足の解消や軽めの筋トレとしては役に立ちます。
運動不足を感じている方は日常生活にウエイトベストを取り入れてみるのも良いかもしれません。
さらに、ウエイトべストとフィットネスを組み合わせることで、効率良く体を鍛えることできるのでおすすめです。
私もやっている「LEAN BODY」とういフィットネス動画配信サービスは、2週間の無料体験もあるので、興味のある方は試してみるのもありかもしれません。

トレーニング別おすすめウエイトベスト
私がおすすめするトレーニング別のウエイトベストの紹介です。
ウエイトベストの使用が向かないトレーニングは省き、おすすめできるものを紹介していきます。
スクワットで使うならこれ
H&Yoウエイトベスト20㎏
11,800円
※2023年2月現在の最安値
スクワットで使用するなら
「H&Yoウエイトベスト20㎏」がおすすめです。
理由は、着丈と重さです。
着丈が短く、女性が装着してもスクワット時にウエイトベストが太ももに干渉しません。
そのため、違和感を感じずにトレーニングに打ち込めます。
また、スクワットは重さに慣れるのが早いため、できるだけ重たいものを購入しとくのが得策です。
腕立て伏せと懸垂で使うならこれ
AIFY ウエイトベスト15㎏
6,980円(Yahoo!ショッピング)
※2023年2月現在の最安値
Yahoo!ショッピングで期間限定50%OFF
腕立て伏せと懸垂で使用するなら
「AIFY ウエイトベスト15㎏」がおすすめです。
理由は、フィット感です。
着心地が良く、しっかりと体に密着してくれるため、腕立て伏せをしてもウエイトベストがたるんで床につくこともありません。
また、収納するときもゴツゴツしていないので、おさまりが良いです。
ウォーキングで使うならこれ
Reebok ウェイトベスト 10kg
9,474円
※2023年2月現在の最安値
ウォーキングで使用するなら
「Reebok ウェイトベスト 10kg」がおすすめです。
理由は、呼吸が抑制されにくい点とスタイリッシュさです。
胸の前にベストがあると呼吸が抑制されてしまいますが、こちらの商品は胸の前が空いているタイプなので呼吸が抑制される心配がありません。
また、とてもスタイリッシュであるため、上着を着てしまえば、ウエイトベストを装着していることに気がつかないほどです。
誰にもバレずにこっそりとトレーニングができます。

さらに、しっかりと体にフィットするので、肩や腰のひねりにも影響がありません。
踏み込み時にふくらはぎに負荷をしっかりと感じることができ、有酸素運動と同時に下半身を鍛えたいという人には、とてもおすすめの商品です。
日常生活で使うならこれ
Reebok ウェイトベスト 10kg
9,474円
※2023年2月現在の最安値
日常生活で使用するなら
「Reebok ウェイトベスト 10kg」がおすすめです。
理由は、着心地とスタイリッシュさです。
日常生活で使う場合は、様々な場面に対応できないといけません。
この商品は、着心地が良く、体にしっかりとフィットするため、日常生活における様々な動きをしても邪魔に感じません。
散歩で使うにも目立たず、掃除機の取り回しも問題なくできます。
フィットネスのような多少ハードな動きをしても、呼吸が抑制されることなく、とてもバランスがとれています。
ウエイトベスト まとめ

それでは、最後にウエイトベストの効果を検証した結果一覧です。
おすすめ度 | おすすめの重さ | |
スクワット | ☆☆☆☆☆ | 20㎏以上 |
腕立て伏せ | ☆☆☆ | 15kg程度 |
懸垂 | ☆☆☆ | 10kg(上級者のみ) |
ランニング | ☆ | 不要 |
ウォーキング | ☆☆☆☆☆ | 10kg程度 |
日常生活 | ☆☆☆☆ | 10kg程度 |
ウエイトベストは重さを変えることが出来るものが多いですが、トレーニングごとに重さを変更するのは、現実的ではありません。
小さい重りが何個も入っているため、調整に結構時間がかかります。
また、使い道に適したものを選ばなければ使い勝手が悪く、後悔してしまうこともあります。
そのため、適当に重さを選ぶのではなく、自分の目的に合わせて、重さや種類を選ぶようにしましょう。
自分の体型や使用目的を考えて、自分に適したウエイトベストを選ぶことができれば必ず効果を実感できます。
ウエイトベストについて知りたい方や購入を考えている方の参考になれば嬉しいです。
理想のからだを目指してからだづくりに取り組みましょう!!