「子供にプロテインを飲ませてあげたいけど、どんなものが良いのだろう?」
「そもそも、プロテインって子供に飲ませても大丈夫なのかな?」
このような疑問を抱くお父さん・お母さんは多いのではないでしょうか?
この記事では、多くの人に選ばれるおすすめのジュニアプロテインを紹介していきます。
また、プロテインに詳しくない方でも選ぶのに困らないように、選ぶときのポイントについてもお伝えしてきますよ。
今回の記事は「スポーツを頑張る小学生」にフォーカスしております。
選ぶときの手助けになるような内容になっていますので、ぜひ最後まで読んで、スポーツを頑張るお子さんに役立ててあげてください。
【スポーツ栄養プランナー】である私が解説していきます!!
- 小学生におすすめのジュニアプロテインが知りたい
- ジュニアプロテインについて詳しくなりたい
- スポーツを頑張る小学生を育てている
ジュニアプロテインとプロテインの違いとは?

ジュニアプロテインとは、たんぱく質のほかに成長期に必要な栄養素が多く配合されているプロテインのことです。
成長期に必要な栄養素が含まれているという点が普通のプロテインとの大きな違いになります。
「GronGジュニアプロテイン」と「GronGホエイプロテイン100 ベーシック」の比較です。

同じメーカーのプロテインを比較すると、ジュニアプロテインには「カルシウム、マグネシウム、鉄」といった栄養素が含まれているのがわかります。
その分、通常のプロテインと比較してたんぱく質の含有量が少なくなっています。
子供の成長に必要な栄養素をバランスよく摂取したい
→ジュニアプロテイン
たんぱく質を摂取できれば充分
→普通のプロテイン
通常のプロテインを子供が飲むこと自体は全く問題がないので、目的に応じて使い分けるようにしましょう。
※摂取量には注意が必要です。
成長期に必要な栄養素とは?

体が成長するジュニア期に特に大切な栄養素は、体の材料となる「たんぱく質」と「カルシウム」、不足しがちな「鉄」と言われております。
ジュニアプロテインの購入を考えている場合、たんぱく質は当然ですがカルシウムと鉄の含有量にも着目することが大切です。
この3つの栄養素の働きについて簡単に説明します。
たんぱく質
たんぱく質は、体を作るもとになる栄養素です。
体を構成する骨や筋肉、血液などの様々なところに、たんぱく質が使われています。
身長が伸びたり筋肉や血液が増えたりする成長期の子供には欠かせない栄養素です。
<たんぱく質が多い食べ物>
肉、魚、卵、大豆製品など
カルシウム
カルシウムは、骨や歯の材料になり、強い骨や歯を作るためには欠かせません。
特に骨密度は、20歳頃までにピークを迎えると言われており、幼少期、成長期の間に高める必要があります。
大人になってからの、骨粗しょう症のリスクを下げるためにも、カルシウムは大切です。
<カルシウムが多い食べ物>
牛乳、ヨーグルト、大豆製品、骨ごと食べられる小魚など
鉄
鉄分は、血液の材料になる栄養素で、全身に酸素や栄養を運ぶという働きを担います。
全身の筋肉や脳、免疫細胞などに酸素や栄養を届けることで、運動機能や集中力の維持、免疫力などをサポートします。
体が成長するにつれて、血液の循環量が多くなり、鉄分の必要量も増えるので、成長期の子供に特に不足しやすい栄養素です。
<鉄分が多い食べ物>
レバー、赤身肉、カツオ、あさり、ほうれん草、小松菜、大豆製品など
スポーツをしている子供には「ホエイ」

プロテインは大きく「ホエイ」「ソイ」「カゼイン」の3種類に分かれます。
スポーツをした後に飲むなら断然「ホエイプロテイン」です。
ホエイプロテインは、ソイプロテインやカゼインプロテインと比べると消化吸収が格段に速いのが特徴です。
スポーツで疲れた体や筋肉の回復を促すには、できるだけ素早くたんぱく質を補給することが必要であため、消化吸収の速いホエイプロテインが最適と言えます。
「ジュニアプロテイン おすすめ」等で検索すると「ソイプロテイン」をおすすめしている記事がたくさんありました。
スポーツ後の栄養補給として飲ませるなら「ホエイプロテイン」を選ぶべきです。
目的にあったものを選ぶようにしましょう。
反対に、ソイプロテインやカゼインプロテインは消化吸収がゆっくりなのが特徴です。
腹持ちが良いので、朝や就寝前などに飲むのがおすすめですよ。
もっとプロテインについて詳しく知りたい方はこちらを参考にしてください。

ジュニアプロテインを選ぶときのポイント

ジュニアプロテインを選ぶときのポイントです。
- たんぱく質含有量
- 成長期に必要な栄養素
- ホエイ・ソイ・カゼイン
- 価格
- 飲みやすさ
プロテインを飲むならもちろん「たんぱく質」の含有量は大切です。
さらに、せっかくジュニアプロテインを飲ませてあげるのであれば、成長期に必要な栄養素がしっかり含まれているのか確認する必要があります。
全てをチェックし比較するのは難しいので「カルシウム」「鉄」をメインでみるようにすると良いですよ。
忘れてはいけないのが、継続できる価格であること、そして子供の無理なく飲めるかどうかです。
プロテインは何度か飲めば良いというものではありません。
子供のからだづくりのサポートとなるものですから継続する必要があります。
含まれている栄養素は素晴らしくても、継続できなければ意味がありません。
家計のことも踏まえて選択するようにしましょう。
栄養素の1日の摂取推奨量
男の子
年齢 | たんぱく質(g) | カルシウム(mg) | 鉄(mg) |
6~7 | 49~85 | 585 | 5.5 |
8~9 | 60~103 | 645 | 7.0 |
10~11 | 72~123 | 708 | 8.5 |
12~14 | 85~145 | 991 | 10 |
30~49 | 88~153 | 738 | 7.5 |
※たんぱく質についてはスポーツをしている前提で「身体活動レベルⅡ・Ⅲ」を参照
女の子
年齢 | たんぱく質(g) | カルシウム(mg) | 鉄 (mg) |
6~7 | 46~80 | 538 | 5.5 |
8~9 | 55~95 | 750 | 7.5 |
10~11 | 68~118 | 732 | 8.5~12 |
12~14 | 78~133 | 812 | 8.5~12 |
30~49 | 67~118 | 660 | 6.5~10.5 |
※たんぱく質についてはスポーツをしている前提で「身体活動レベルⅡ・Ⅲ」を参照
小学生の高学年になると「たんぱく質・カルシウム・鉄」については、大人より多く摂取することが推奨されています。
まだ体は小さいのに、これらの栄養素は大人以上の摂取が求められているのはビックリするかもしれません。
ジュニアプロテインを選ぶときは、自分の子供のあわせて選ぶことが最適です。
例えば、牛乳が大好きでたくさん飲む子であれば、カルシウムをプロテインで積極的に摂取する必要はありません。
この場合は、カルシウムの量は気にせず他の要素を検討し選べば良いでしょう。
スポーツをする小学生におすすめのジュニアプロテイン3選
ここまで解説してきたことを踏まえて、おすすめのジュニアプロテインを3つ紹介します。
「スポーツをする小学生におすすめ」とういう点から、こちらに着目して選びました。
- 「たんぱく質」含有量
- 「カルシウム」含有量
- 「鉄」含有量
- 種類がホエイプロテイン
- 値段が高すぎない
- 飲みやすい
※価格にについては2022年3月時点でのものとなっています。今後の社会情勢により変動する可能性も十分ありますのでご注意ください。
たんぱく質は、スポーツ後にできるだけ早く摂取することが大切です。
摂取目安は体重1㎏あたり0.18gと言われています。
様々な研究結果があるため、一概にこれで完璧とは言えませんが、この記事では、これを目安に選びました。
- 小学校低学年 20㎏→3.6g
- 小学校中学年 30㎏→5.4g
- 小学校高学年 40㎏→7.2g
GronG(グロング)ジュニアプロテイン
メーカー希望価格 2,780円(税込み)
1食の値段 | 約42円 | ◎ |
たんぱく質 | 7.0g | ◎ |
カルシウム | 300mg | 〇 |
鉄 | 4.8mg | 〇 |
飲みやすさ | 飲みやすい | 〇 |
種類 | ホエイ | 〇 |
値段がとてもの安く、栄養素についてもバランスの取れた商品です。
5種類の味があり、子供が飲みやすい味を見つけやすいのもおすすめポイントです。
SAVAS(ザバス)ジュニアプロテイン マスカット風味
メーカー希望価格 4,620円(税込み)
1食の値段 | 約92円 | 〇 |
たんぱく質 | 6.0g | 〇 |
カルシウム | 110mg | △ |
鉄 | 4.6mg | 〇 |
飲みやすさ | とても飲みやすい | ◎ |
種類 | ホエイ | 〇 |
飲みやすさが、他のプロテインとは桁違いです。
スポーツドリンクのようにさっぱりとした味わいで、無理なく飲むことができるため、子供には喜ばれやすいものだと思います。
カルシウムの含有量が少ないですが、他でカバーできているのであれば問題ありません。
森永ジュニアプロテイン ココア味
メーカー希望価格 4,620円(税込み)
1食の値段 | 約94円 | 〇 |
たんぱく質 | 8.4g | ◎ |
カルシウム | 500mg | ◎ |
鉄 | 4.6mg | 〇 |
飲みやすさ | 飲みやすい | 〇 |
種類 | ホエイ+ソイ | 〇 |
紹介した中では、最も栄養素が充実しています。
またホエイプロテインのほかにソイプロテインも含まれているので、運動後だけでなく就寝前などにも活用しやすいものになっています。
ジュニアプロテインの選び方 まとめ

ジュニアプロテインを選ぶときは、おすすめされているものを安易に選ぶのではなく、自分自身でしっかりと判断することが大切です。
その子によって必要な栄養素は変わってきますよ。
ジュニアプロテインは通常のプロテインと比べて、子供に必要な栄養素が多く含まれているため、子供に飲ませてあげるのはとても有効です。
ジュニアプロテインを活用で、子供の成長をサポートしてあげましょう。
スポーツを頑張る子をもつお父さん、お母さんがジュニアプロテインを選ぶときの役に立てば嬉しいです。
運動後のプロテイン摂取のポイントはこちらの記事で紹介してます。
※筋トレ後となっていますが、運動後も同じですので興味のある方が参考にしてみたください。
